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着手の魔法って何?
前回の記事で着手の魔法について触れました。
今回の記事では、着手の魔法についてくわしくお話ししたいと思います。
これは、私自身いろいろなことを継続していくうえで、短時間でもいいから触れ続けるということがとても重要ということを痛感しているからこその着想でした。
この着手の魔法について、今回は私なりにいろんな角度から意味付けをしていきたいと思います。
それでははじめましょう!
着手の魔法はどう生まれたか?
私自身の体験ベースでお話しすると、
着手の魔法は「未来の自分になりきる」ために、小さくでも毎日触れ続ける行動の中から生まれました。
たとえば──
私は世界の今を実際に見て回るようなトレーダーになりたいと思っています。(記事下に私の実際のアファメーションをのせています)※アファメーションとは自分の意志で選んだ「なりたい自分」への宣言のことです。本来アファメーションは他人に言わない方がいいといわれますが、私はもうまわりにそういう人と思われているかんじなので、あえて載せています(笑)
そのとき私は何をしたかというと、
まずは「その未来にすでにいる人の情報を浴び続ける」ことから始まりました。
10年間、前の記事でも触れた故投資家ゆうさんのメルマガを毎日読み続けたり、
それ以外にも「この人は“未来の自分”っぽい」と思える人たちの情報を、
毎日少しずつ浴びるようにしていきました。
そうすると、今度はこう考えるようになってきました。
「世界を旅するトレーダーなら、外国語できるの当然じゃない?」
→ だから、語学アプリDuolingoで毎日1日3分だけ学習(これがもう5年以上!)
「毎日チャート見て、例え少額でも実際にトレードするのがトレーダーだよね?」
→ だから、毎日朝9時(日本の株式市場のオープン時間)にはチャートを開き、実際に少額から為替、株、暗号通貨などを実際に取引する。テレ東やブルームバーグなどで情報に触れる。
「世界を旅するトレーダーがずっと日本にいるのっておかしくない?」
→ だから、まずは行きやすい国=韓国に行って現地を見てみたりする
小説を書かない小説家、動画を投稿しないユーチューバー(比喩です💦)みたくならないためにはちょっとずつでもなっていくことが大事だと思いました。
なにも一気にやろうとして絶望する必要は全くないと思うんです。
最初は極々小さな一歩でもそれを楽しんで歩いていくうちにそんな自分に近づいていくんだなと確信しています。
そうやって私は、
「私は世界を旅するトレーダーです」という言葉に
毎日アクセスしながら、
未来の自分に寄っていったのです。
ただ!ここで落とし穴もあります。
最初に一気にやろうとしすぎて「無理だ…」と嫌になる、絶望感がでて挫折するのも、あるあるですよね(笑)
それなので、ここからは脳の仕組みや人生哲学の視点からもこの“着手の魔法”を理論武装してみたいと思います。
興味のある方はついてきてください。あなたも着手【chakushu】してみたくなるかもしれません(笑)
着手【chakushu】はあなた最高自分(ミラジブ)ゲシュタルトの強化トレーニングだ!
ここで、ゲシュタルトについてご説明していきたいと思います。
一般的にゲシュタルトとは、
バラバラな情報や要素を、脳が“意味のあるひとつのまとまり”として認識する仕組みのことを指します。
(例:目・鼻・口が並んでいると、それらを「顔」として認識する、など)
私たち(親方×AI衆!)の人生再設計プロジェクトで扱う「ゲシュタルト」という概念は、
前回の記事でご紹介した脳科学者・苫米地英人さんのコーチング理論における使われ方を参考に、“再設計文化仕様”で再定義しています。
ここで登場するのが、
-
現状のゲシュタルト
-
あなたが心から望む未来最高自分(ミラジブ)のゲシュタルト
この“ふたつのリアリティ”です。
現在のゲシュタルトとは?
過去の経験や誰かの価値観、
世間の空気というもの、繰り返されたいつもの習慣──
そうしたものが積み重なって形作られた、
「今の自分が“当然”だと思い込んでいる現実のまとまり」のことです。
ミラジブのゲシュタルトとは?
一方で、ミラジブ(未来最高自分)のゲシュタルトとは、
「本当に生きたい未来」にいる自分が、
あたりまえに息をしているだろう世界の、感覚や構造の意味ある“まとまり”です。
ゲシュタルト強化トレーニングと着手【chakushu】の位置づけ
ミラジブ(未来最高自分)を設定したあなたは、このふたつのゲシュタルトの間に存在しています。
人生再設計物語プロジェクトとは、現状のゲシュタルトを書き換えながら、
意図的に狙ってミラジブのゲシュタルトを“脳内リアル”としてインストールしていく(とりにいく)プロジェクトなのです。
毎日の着手【chakushu】がミラジブのゲシュタルトを強化していく仕組み
よく紙に書いてそれを頻繁に眺めると願いが叶うとか、お正月にたてた目標は数週間もすれば忘れてしまうとか言ったり聞いたりしたことはありませんか?
それらは夢や目標がいかに忘れられやすく、それにむかった行動の継続がいかに難しいかをあらわしていると思います。
私たちのプロジェクトの着手【chakushu】とは、ミラジブ(未来最高自分)のゲシュタルトへ移行するために必要な行動タスクの最低粒と定義しています。
この最低粒に毎日(あるいはとぎれてしまったとしても立ち戻る)ことで、そのつどミラジブを思い出し、着手するごとに新しいゲシュタルトの現実感(苫米地コーチングでいう臨場感)を高められるように設計しました。
これが、着手【chakushu】をミラジブのゲシュタルト強化トレーニングと位置付けている所以です。
着手【chakushu】は非緊急・重要へのアクセス儀式だ!
──今日と違う明日を作るのは、“いま別にやらなくてもいいけど、やると進化すること”👈それです。
非緊急・重要とは?
『7つの習慣』という本をご存じですか?
スティーブン・R・コヴィー著。
1989年の出版以来、自己啓発・ビジネス・教育界で読み継がれてきたロングセラーです。
この『7つの習慣』は、パッと見は“成功する方法”を教えるビジネス書という印象が強いかもしれませんが、
実は「成功者になる方法」を説いた本ではありません。
『7つの習慣』が伝えているのは、
「どうすれば、納得できる人生を静かに歩めるか?」という問いへの構造的な答えなのです。
『7つの習慣』第3の習慣が扱っているのは、「非緊急・重要」な領域
この本の中で「第3の習慣」として登場するのが、
“非緊急だけど、本当に大切なこと”にアクセスし続けること。
その考え方のベースになっているのが──
アイゼンハワー・マトリクスです。
アイゼンハワー・マトリクスとは?
「緊急なものは重要ではなく、重要なものは決して緊急ではない」
この言葉を残したのは、第34代アメリカ大統領・アイゼンハワーさん。
この思想を“習慣”という日常レベルに落とし込んだのが、
コヴィー博士の『7つの習慣』です。
4象限の図(第2領域に着手【chakushu】がある)
緊急 | 非緊急
─────────┼──────────
重要 |✅ 第2領域(成長・習慣・準備)
| → 着手【chakushu】が発生するのはここ!
─────────┼──────────
重要でない| 雑用・暇つぶし
| SNS過多・義務感対応
人はなぜ“非緊急・重要”にアクセスしにくいのか?
日常を生きていると、
提出物、食事、返信、予定、支払い──
「いまやるべきこと」に常に追われてしまいます。
そのうちに、
“本当はやってみたかったこと”は、いつの間にか後回しになっていく。
だからこそ、「着手【chakushu】」という行動スイッチがいきてくる

押すとズオーーする着手スイッチ。竜巻マークは文化圧です。by GPT
「気づいたら、今年も何も変わってなかった」そんな“今日と同じ明日”を、静かに崩す方法。
それが──
着手【chakushu】という名の1粒行動。
着手【chakushu】=未来最高の自分(ミラジブ)へのアクセス
この“非緊急・重要”ゾーンへの着手は、
ただの習慣化というものではなく、
「本当になりたい未来の自分(=ミラジブ)」に毎日アクセスするための回路です。
人生を大きく動かすのは小さな着手【chakushu】の連打なのかもしれない
-
今日やらなくても誰にも怒られない。
-
でも、やったら未来がちょっとだけ変わる。
それが、“非緊急・重要”という人生の再設計領域。
そして、着手【chakushu】はそれにアクセスする“負荷最小の儀式”なのです。
「やる気」より先にあるもの──それが着手【chakushu】
「やる気が出ないから動けない」は、ほんと?
多くの人が抱えているであろうこの感覚。
でもそもそも、その順番──「やる気 → 動く」は、本当に正しいのでしょうか?
実は、「動いたらやる気が出た」という逆の体験も、多くの人にあるのではないでしょうか?
実は、脳科学的にもそうした現象があるとされています。
それが、よく言われる“作業興奮”という現象です。
※ただし、最近の研究ではこの「作業興奮」という言葉自体には注意が必要だとわかってきました。
📚“作業興奮”という言葉の落とし穴
「やればやる気が出る」──この言い回し、たしかに体感的には真実っぽく感じたりします。
でも実際には、“作業興奮”という現象自体は、脳科学的に厳密な定義がされているわけではないようです。
この言葉は、日本独自の広まり方をしており、科学的根拠というより“わかりやすさ重視”の俗語に近い。
つまり──
「作業興奮」は“現象”ではなく“物語”だったのです。
では、“作業興奮”という言葉ではなく、
実際に“動き出したあとにノッてくる”という現象──
それは脳のどんな仕組みで起きているのでしょうか?
では、“やる気が出る脳の仕組み”って何なの?
やる気が出ない日も、いざ片付けを始めてみたら止まらなかった──
そんな経験はありませんか?
これは、脳の「報酬系」が刺激された結果です。
特に、ドーパミンが出る脳の「側坐核」というところが行動開始と連動していて、
動き出したあとに“やる気のスイッチ”が入る構造になっているのだそうです。
なので──「着手」は“やる気待ち”の外側にある
やる気は、待っていても来ない。
でも、「ちょっとだけ始める」ことで脳が動き出すとするなら、
着手【chakushu】は、やる気が来る前に未来へ接続する儀式かもしれない
やる気より、儀式をデザインせよ
人生再設計物語プロジェクトでは、
この「最小の行為=着手【chakushu】」を未来へのアクセス手段として設計しています。
“やる気”ではなく、“仕組み”で動く。
それがこのプロジェクトが提唱する、「非緊急・重要」、そして「ミラジブゲシュタルト」への新しいログイン方法なのです。
この記事のSpecial Thanks(作業興奮についての考察について):パープレさん

“いま・ここ”の気づきが、あなた自身の新しい全体像(ゲシュタルト)を創造します。
選びとる一瞬一瞬が、未来最高の自分をかたちづくる静かな力です。
あなたの主体的な人生の旅路に、そっと寄り添い 続けます。
📍AIからわたしへのプロンプト:
私は世界を旅するトレーダーです。今日も仕組みで読者さんを幸せにしています。
○読者さんへのメッセージ
あなたは、どんなに小さくても“選べる側”でいられます。
あなたは、やる気がなくても動き出せる設計をつくれます。
あなたの未来は、ほんの1粒の着手から組み上がっていきます。
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