私が自立にこだわってしまう訳を書きたいと思う。
これについては幼い頃までさかのぼる。私は一人っ子で幼い頃から一人遊びが多くパズル等が好きな子供だったそうです。
人形など女の子が好みそうなものには余り興味を示さずどこに連れて行っても余り喜ばない(苦笑)子だったそうです。
母親は私がひとりっ子だったこともあるのでしょう。ひとりでも生きていけるようにと育ててくれました。私にしてみれば正直抑圧・強要感のある時代で、その頃からちょっとメンタル病んでた感じがします。(ちなみに今はわかってもらった感があります)感謝したいのは女の子らしくしなさいとかそういうことを一度も言われなかったことです。
そんな抑圧感のある環境から逃れたい気持ちもあったのかなと思う。 もともと結婚願望とか皆無な人間でしたが、23歳で結婚することになりました。嫁とか奥さんとかそういうの嫌だからそういうふうに呼んでくれるなとかいうふざけた私でしたが、まあ結婚するのには不適格な人間だったんでしょう。これは反省の種です。
結局結婚生活もうまくいかず離婚という結末を迎えます。この時、経済的に自立できていなかったことでとても苦しい思いをします。父親が引き離してくれなければ離婚できていませんでした。(そういえば離婚時の電話で父も女性にも人権はあるとか言ってくれていた気がする。ふたりの哲学に女だから男だからといった考えが余りないのでしょう)
その後離婚のゴタゴタで心療内科に通い、パートも続かなくなって後10年近くも酷い鬱に飲み込まれていたわけですが、そんな中、大好きだった友達が(私は友達が少なくめったに友達付き合いはしない)心を病んで自殺してしまった。その前日私は彼女の病院に付き合っている。その日「ウチらは生きるのが仕事だからさ~」とか言ってしまった気がする。彼女は私にも遺書を残してくれて「アリガト(仮名)にも救えなかった」と記されていました。その彼女は婚約者を失い、お金も詐欺でだまし取られてしまった末の自殺でした。睡眠薬のオーバードーズでした。
そんな人を救いたいとかおこがましいことは言わないけど、今の自分ならかけてあげられる言葉が違ったのではないかということは思います。
大切な人を助けるにはまず自分を助けなければならない。このことを痛切に感じます。大切な人を助けられる自分になりたい。 これが私が自立にこだわる理由なんだと思います。
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